4.結婚の理想と現実

男女を問わずほとんどの方が、結婚前には結婚に対する理想や夢があり、そのような理想の結婚を目指して様々な努力を重ねてきていることでしょう。どんな形が理想の結婚かといえば、人によって様々ですから、一概にこういうものだということは言えません。経済的な安定感を結婚に求める女性もいるでしょうし、家庭に安らぎを求める男性もいるでしょう。またその逆に、安らぎを作ろうとしたり求めたりする女性もいるでしょうし、経済的に大きな苦労なく暮らしていけるような金銭管理を結婚に求める男性もいることでしょう。女性の中には、経済的な安定を求めて男性の仕事の肩書を決めることが幸せな結婚生活を送れる条件だと考える方もいらっしゃいます。また逆に、経済的に苦しくなることは特に気にしないけれど、愛情を長く持ち続けられることができるように精神面での充実を重要視する方もいらっしゃいます。そして、どんな理想を持っていたとしても、結婚後にはともに生活を送らなくてはならないという現実が待っています。
結婚前は、恋愛の感情で結びついていた二人であるため、言ってみれば特別な関係でした。会う時もおしゃれをしたり、多少忙しくてもお互いを優先しあったりするものです。ところが実際に結婚をすると、待ち受けているのは特別な関係ではなく、日常的で現実的な関係となります。そのため、今まで特別に気を使っていた相手に対して、結婚後は全く気を使っていることができなくなっていきます。おしゃれもしなくなったり、仕事や友人との約束などを優先して、お互いがお互いのパートナーを優先することはなくなったりしていきます。そして女性なら家事や育児、男性なら仕事が忙しくなるにつれて、今まで大切に思っていた相手に対して、いろいろな要求や不満がたまってくるようになっていきます。大きくたまった不満は、けんかなどでお互いの感情をむき出しにしてぶつかり合ったりして解消されることもありますし、そのまま不満をため込んで、けんかをすることもなく離婚を選ぶということになる場合もあります。
結局、結婚前に思い描いていた理想の幸せな結婚生活というものは、それがどんなものであれ、結婚をしたからといって得られるものではないということになります。重要なのは、結婚をしたという事実ではなく、結婚後、理想の結婚となるようにどのようなことをしていけるかということです。そして、理想の結婚となるようにしていけることのポイントとなることが、思いやりを持つということです。それは、相手を理解するということとも同義ですし、相手と向き合うということとも同じことを意味しています。自己主張ばかりでなく、相手の意見や言葉に耳を傾けて感情を理解するようにし、どんなことをするにしても一度相手の立場になって考えてみると、精神的な余裕も生まれてくるようになり、そのことが結婚生活にゆとりを生むことになります。そして結婚生活にゆとりが生まれれば、無用な喧嘩やいさかいが減り、お互いに二人の幸せに向かって努力しあっていけるような、理想の結婚へとつながっていくことができます。その他、理想の結婚生活を送るために必要不可欠なものとして、コミュニケーションをとるということもあります。思いやりのある結婚生活を送るようになるためには、お互いがコミュニケーションをとって相手のことを理解しあうことは必要不可欠です。結婚をして子どもが生まれると、なかなかコミュニケーションをとる余裕やゆとりがなくなっていってしまいますが、そうなっていくとつい相手への愚痴や不満ばかりがたまっていくようになります。するとお互いの関係が険悪なものとなり、自己主張をしあうだけの関係となっていってしまします。ですから、理想の結婚へと近づいていくためには、コミュニケーションを取り合うことでお互いに思いやりを持ち合い、それぞれの立場を理解しあう努力を重ねていくということが必要不可欠になってくるというわけです。

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最終更新日:2018/9/7